eスポーツに関するシステム開発やゲームの設計などを担当するエンジニアは、IT業界内で貴重な人材として扱われています。特に経験が豊富な人は、一年を通じて引く手あまたの状況になっています。eスポーツに直接関係するエンジニアとして働く場合、全国的に求人数が増えていることをうけ、就職や転職の際に仕事選びに困らないといった魅力があります。特に、若手から中堅の人材を欲している企業の中には、第二新卒者の受け入れを活発に行っている企業や、社内でのエンジニアの教育制度を新しく導入している企業もあります。そのため、エンジニアの実務経験の有無やキャリアの長さにかかわらず、入社後に自分のペースでキャリアを積むことができます。

また、eスポーツに長年関わっているエンジニアは、実力や経験に見合った収入を稼ぎやすいといったメリットもあります。業界大手のIT企業の中には、転職を希望する熟練のエンジニアを対象に、基本給の大幅なアップをしたり、高額なお祝い金を用意したりしているところも目立ちます。働きながら応用情報技術者をはじめとする社会的に高く評価されている国家資格を取得することで、現場での数年の業務経験を経て、社内で役職者に付けることもあります。そのため、キャリア志向の強い人は、じっくりと各企業の特徴を調べることが大切です。また、eスポーツの分野でエンジニアの仕事に挑戦する魅力について詳しく知っておきたい場合は、求職中に実際にeスポーツに関する事業で成果を上げた人に相談をすることも大事です。